母語が、揺らいでいる
今の子どもたちは、小さな頃から追い立てられています。
英語、算数、プログラミング―― 「これからの時代に必要だから」と、次々に課される学び。
その陰で、静かに失われているものがあります。
国語を学ぶ時間。そして、本を読む時間。
読書量は、昔に比べて格段に減りました。 その結果、母語である日本語の運用能力が低い子どもたちが増えています。
日本で暮らし、日本語で考え、日本語で生きていく。 その土台が、揺らいでいるのです。
だからこそ——
これからの時代こそ、国語教育をしっかりとやるべきだ。
福岡国語塾ARCAは、そうした思いに共感してくださる子ども、生徒、保護者の受け皿でありたいと思っています。
国語は、思考の土台である
国語の力は、すべての思考の土台です。
評論文(論説文)では、さまざまな分野の専門家の思索に触れます。 哲学、社会学、科学、芸術——彼らの言葉を通じて、私たちが生きる近代・現代という時代を相対化する視点を養います。
今の自分のありように盲目的であってはいけない。 広い視野と精神を持った人間へ。 国語は、そのための扉です。
小説(物語文)では、豊かな感性を育てます。 登場人物の心の襞に触れ、多様な人間理解の仕方を学びます。 物語を読むことは、自分とは違う人生を生きてみることでもあるのです。
古典では、いにしえの人々の暮らし、風俗、精神性に触れます。 過去の人々の営みの上に、今の自分たちがいる。 日本の文化が積み重ねられてきた。 そのことを、身をもって理解します。
福岡国語塾ARCAが育てたい人間像
グローバル化が叫ばれる時代。
しかし、真の国際人とは、自国の言語と文化を深く理解した上で、初めて成立するものです。
根なし草では、世界で通用しません。
福岡国語塾ARCAは、日本の未来を担いうる—— 真の自国言語・文化の理解の上に立った、真の国際人を育成することを理念とします。
言葉を取り戻し、 思考を深め、 自分の根を知る。
それが、ARCAの目指す国語教育です。
