近年の大濠中は、文章題が2題(論理的文章、文学的文章)に加え、知識問題(漢字、慣用句など)の大問3題で構成されています。ここでは、大問1番(論理的文章)の学習対策についてお話しします。
出題傾向と文章の特徴
論理的文章では、ジェンダー・ギャップ、オンライン社会、古典文学を学ぶ意義といった多彩なテーマから出題されています。文章のレベル自体は論旨も明確で読みやすい文章(おそらく大濠中の国語の先生によるオリジナルの文章と思われます)であると言えます。
特徴的なのは、文章に関連したグラフや図版などの資料の読み取りの力も問われていることでしょう。資料の読み取り自体はそれほど難しいものではありませんが、自分勝手な読み取りではなく、文章の論旨や文脈に即した読み取りをする必要があります。
設問の特徴と対策
設問は選択肢式と記述式とがバランス良く出題されています。
選択肢式の問題は、設問の要求を正確にくみ取っておかないとうっかり間違えてしまうようなものも含まれていることがあり、十分な練習を積んでおくことが必要です。
記述式問題は、単なる本文の抜き書きではなく、自分なりに表現を工夫したり、本文や資料の中にある複数の要素をうまく組み立てて表現する力が問われています。
合格のための学習戦略
文章の読解、設問の処理いずれにおいても全国の中学入試問題としては標準的な部類に属するものといえますので、国語が苦手な受験生でもしっかり対策をしておけば十分合格点がとれると思われます。
ただし、大問2の文学的文章では超長文が出題されることもあるため、大問1を手早く確実に処理できるようになっておく必要があります。入試直前期には「速さ」と「正確性」を両立させるトレーニングを徹底的にしておきましょう。
家庭でできる効果的な学習法
文章のテーマが時事的なものであることが多く、グラフや写真資料などの読み取りの力も問われますので、国語の学習と合わせて小学生新聞の購読をお勧めします。読売KODOMO新聞、朝日小学生新聞、毎日小学生新聞などがあります。
小学生新聞の購読には次のようなメリットがあります。
- 時事的な話題への理解が深まり、様々なテーマの文章に対応できる
- グラフや写真などの資料が豊富に掲載されており、資料読解力が自然と身につく
- 記事を題材に親子で話し合うことで、論理的な思考力や表現力が養われる
特に最後の点は重要です。「この記事についてどう思う?」「なぜそうなったのかな?」といった会話を通じて、お子様の思考力は確実に伸びていきます。ぜひご家庭での学習にお役立てください。
次回は大問2・3の学習対策についてお話しします。
福岡国語塾ARCAでは、大濠中に特化した指導も行っています。国語で失点する受験生も多いため、国語を得点源にできれば受験でもかなり有利になります。ぜひ福岡国語塾ARCAで国語を学んでみませんか?

コメントを残す